BLACK STALKER

BLACK JACK SNIPER(黒鯛師) 研鑽!

釣り(メソッド)

前打ち INNOVATION

壁の落し込みは縦・横 二次元の要素に対し、テトラでの前打ちは縦・横・距離 三次元の

要素が折り重なり、考える要素が多いほどゲーム性は高いものとなる・・・

  

さて、今回はテトラでの前打ちのおはなし・・・ この先、独断と偏見により閲覧注意ですwwww

近年、このブログの釣行記はテトラの前打ちが多くなって来てます。 今年なんてほとんどです ^^;

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ってコトは、私にとってテトラの前打ちがひじょーに オモシロイ! ってコトなんですね~

それは冒頭にもありますように “三次元の複雑な要素” を考えないと賢いお魚達が相手

してくれない・・・

よーするにですね、フツーの落し込み釣りより “距離” という+1の要素が増えたために

“難しくもあり、その分楽しくもあり” てな感じです。

ではでは、そのテトラの前打ちにおける現在の釣り方やタックルの事、そして今後どのように

なって行くのか!?などなど、「どこが難しくて楽しいのか!?」をふまえて魅力や醍醐味に

ついて語らせてもらいます・・・

  

さてさて、テトラの釣りではパワフルで豪快なイメージを連想される方が多いかと・・・

そりゃー入り組んだテトラのせまい隙間から強引に魚を引きずり出すのですから、ごっつい

タックルを使ってパワー勝負で抜き上げる!ってイメージも当然つきまといます。

しかし、それは魚を掛けてからの話であって、魚を掛けるまでのアプローチは緻密で繊細な

仕事をしなければ魚は相手にしてくれないんですね~ 壁の落し込みの比じゃございません (。-`ω´-)キッパリ!!

なぜなら、入り組んだテトラは魚にとって外敵から身を守れ安心できる空間なのですが、

その分死角が多くフォールするベイトを発見しずらい空間でもあるのです・・・

なので、アプローチでは魚にフォールするベイトを発見せること!を優先的に考え、フォール

スピードは極めてスローに、またテトラ裏を探るためにはキザミやステイを織り交ぜてベイトが

潮流により振られる様にしながらフォールさせます。 長い重いロッドでするのですから大変な作業ですよ ^^;

しかーし、ここまでは藤四郎さんでも考えるコトで、このブログをご愛読いただいている方々

には次の一手も考えてもらわないといけないんです・・・

もうおわかりいただけたでしょうか!? そうなんです、アワセからリスキーな取り込みまでを

釣り人側が主導権を握り優位に立つコトなんですね~

その主導権争いはアワセのタイミングからはじまり、テトラの隙間を縫う複雑な潮流で振られ

たベイトを魚がどの位置・方向からくわえたのかを見極め、魚の進行方向や頭が向いている

方に落ち着いて魚を驚かさずアワセることが、魚をいち早く海面に誘導し、ラインブレイクの

リスクを回避できる最善策なんです。 イメージWORLDにようこそ!って感じです~

そんでもって、同じように見える各テトラのフィールドでも立地条件や潮流、気象状況の関係

でその場所その場所での特性は明らかに存在し、釣り人の立ち位置からどの距離に魚達が

潜んでいるのかも考えないといけないので、さらに釣りは複雑怪奇になってきます・・・

  

それでは、この様な複雑な釣りにはどの様なタックルが良いのでしょうか!?

大前提は “ストレスなくラインが自在に出せること!”

まずはロッドなんですが・・・ これはズバリ!筏竿&ヘチ竿の長い版なんですね~

数センチ単位の繊細なフォールは繊細なラインの出し入れが必要であり、まさにヘチ釣り

感覚のアプローチであり、潮流で振られた仕掛けの行方はラインとラインの延長線となる筏竿

の様なやわらかい穂先で確認、レングスはフィールドにもよりますが大阪湾で考えるのなら

4⇔5mのマルチロッドで、魚に対してどのような角度でも主導権がとれるパワーのある7:3

硬調子のロッドが理想的になります。

お次はリールで、やはりラインの放出性を考えればヘチ用リールがベストになり、擦れに強く

ブレイクしにくい2~4号のナイロンラインを100mほど巻ける大きさが良いでしょう。

  

ここで、オールシーズンを考える上で私が現在使用している最も理想に近いタックルをご紹介

しますと・・・

ロッドはダイワ“SMT T-52UMテレガイドカスタム”(穂先はノーマルUガイド)、2号以上の

太いナイロンラインをストレスなく送り出せる様に2番~4番レングスのUガイドをテレガイドに

変更(2番は絡み防止によりIMガイド)、そしてこのロッドのメタルトップ部は先径0.6㎜と細く

やわらかく表現力に富んだ理想的な穂先であり、あわせて現行のメタルトップではめずらしい

ホワイトビジブルティップを採用していることで優れた視覚感度の穂先となっています。

そして、リールはダイワ“BJ75D”(ベアリングチューン)、手の小さい私には85径のヘチ

リールではパワーファイトがやりにくいので、BJ75Dのベアリング変更でスプールの回転を

向上させ、スプールを親指で弾いて2~3回転で止まる様にドラグを調整して微妙なラインの

送り出しができるようにしています。 ストレスなく釣りをするためのプロフェッショナル仕様ですな ( ̄ー+ ̄)

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では、最後にこれからのテトラの前打ちはどーなるの!?を考えてみますと・・・

私自身、前打ちという言葉を使うのに少々違和感があり、新しい落し込み釣りジャンルの

ひとつに加えても良いのではないかと考えています。 カッコいいネーミングは思い浮かばないですが・・・

それほど、独自のメソッドを確立する可能性を持った釣りだということですね・・・

そして、足場の悪いテトラを一日中移動するのですから、身体的にも足腰の強さはもちろん

のこと、竿が長くなるので腕力も必要です。

あわせて、常に危険がつきまとうので誰もがすぐに手を出せるわけではなく身構えてしまう

釣りであり、そんなコトを考えると悲しいですが超マイナーな存在として今後も継続して行く

可能性は大いにあります。

しかし、裏を返せば「危険な香り」がこの釣りの最大の魅力あり、身体的精神的に苦労して

釣り上げた一匹は、まさに心に残るクオリティフィッシュ(最上の魚)といえるのではないで

しょうか!?

この釣りに 「新しいスタイル」「カッコいいスタイル」 が見つかれば元気な若い世代の

方々もドンドン興味を持ってくれてマイナーな存在を脱却できると思いあれやこれやと模索中

です・・・ する人が増えなきゃ道具の進歩はなく、すなわちこの釣りのストレスはなくなりませんからね・・・

せめて落し込み釣り人口の中でも危険な香りのテトラーが多くなることを夢見て、このブログ

では今後も「テトラの前打ち」の魅力をドンドン発信して行きます! v( ̄ー ̄)v

  

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3月28日 さつま渡船

6時の便に乗り込み沖へ !

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いつものエナジーチャージで・・・

MΦNSTER級を

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Gotchaaaa!!!!

MΦNSTER ENERGY はすごい威力ですwwww

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ROLLUP

前回、岡崎人さんがやっていたグルグル巻きの内オモリ釣法がどーしても気になり・・・

見よう見マネで

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伊勢尼14号に糸オモリ0.8㎜を20回程度巻きつけ実釣・・・

フィールドは「落し込み道場」のいつもの神戸沖!

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時折、マッハ潮流も出現し練習には良い条件なのですが釣り方がわかず・・・(汗)

目印の角度やラインテンションを試行錯誤して

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ようやくアタリが出せるようになりましたがフックアップがいまいち・・・

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まだまだ違和感があり、自分のモノになった実感がないので

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しばらくは修行が続きそうです。。。

  

さて、この釣り方は・・・

潮流が複雑な状況においてイガイを支配するのに有効!

また、深ダナで積極的にリアクションバイトを仕掛けるのにも適しています。

実際やってみて実感したのは、目印に仕事をさせるのではなく、ロッドワークによる

ラインメンディングがキーポイント・・・

そして、微妙なラインテンションの操作にはソリッド感を抑え、

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ちょっとダルなレスポンスの “パワーゼロ” シリーズがマッチしています。

このようなシュチエーションは必ず存在するので、身につけたいメソッドですね~

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Wリグ

そろそろ春めいて来ましたね~

ここ最近は、ルアーロッドを片手に夜な夜な徘徊しておりますが・・・(汗)

来週あたりから本業の「落し込み」復帰を考えています♪

そこで、今回はこれからメインになるパイプ餌に効果的な Wリグをご紹介!

Wリグとは、WIRE(ワイヤ)とフックを一緒にリーダーで結んだリグのことで

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ワイヤは好みの長さでCUT!

一緒に結ぶのが面倒な方はカン付針でもOKです♪

そして、パイプ殻管にワイヤを通して、フックにはパイプ虫だけを付けてセットアップ完了!

このリグの利点はフックのフトコロが十分に活かせるので針掛りが良く、フックと堅いパイプ殻が

分離されていることで、チヌの硬い歯によるフッククラッシュ防止になります。

ボトムでの展開でポーズが長い場合はワイヤ先端にシンカーをとめて

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ダウンショットにするのが効果的です。

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PILOT ROD

一日の釣りをコンストラクションする上で、最初に必要なのはその日の状況把握です・・・

そこで、ヘチ釣りをよりシステムマチックにするためにパイロットロッドを設定しました。

パイロットロッドに求めるものは、水深・潮流の動向・バイトするタナ 等々の情報伝達・・・

視覚感度より手元感度の優れているタックルが多くの情報を伝えるとの考えから

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メタルトップ搭載の “極覇光ヘチ”“PEライン” の組合せをチョイス!

実践では、ヘンなアクションを入れず一定のスピードをキープして “タダ落す” だけ(笑)

「何かを感じる」 コトがあるまで、ひたすら繰り返しフォールを続けます。

そして、収集された情報により・・・

・フォールスピード調整のためのウェイト増減

・リーダーの号数やナイロンorPEラインの選択

・ロッドにおけるティップ(ソリッドやメタル)や調子

等々を変更し、その日のゲームを成立させていきます。

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