関西におけるチヌ釣りのジャンルで「前打ち」は低いシェア率と考えております。

その分、発展途上の魅力があり、また未知の領域が存在するはず・・・

前打ちの道具立てはいたって簡素(シンプル)なものであり、最も重要なアタリの情報把握には

タックルの選択に細心の注意を払わなければなりません。

特にロッドにおいてはラインからの振動に対する伝達力を高い次元で要求され、もし「前打ち」

のシェアが高ければ各メーカーさんもこの問題を真摯に受け止め研究開発されていたことで

しょう。では、高い伝達力を得るには!?

①振動を殺さない(吸収しない)穂先

②手元まですばやく伝達(共鳴)できる薄いブランク素材

③伝達を阻害させない全体バランス(継ぎ目、曲がり等)

上記3点をクリアできる技術力を現在メーカーさんは持っておりますが、コスト的にはかなり高く

なるので現実的商品化は無理だと考えます。

伝達力を制限された状況下では、いち早くアタリの情報をとるために釣り人自身の行動が

重要になり、よって視覚(ラインの動き)でのアタリ判別に意識を切り替えなければなりません。

この場合、ラインの変化をとらえやすくするにはある程度の迎角が必要で、それを作り出すには

繊細なロッドワークが重要になってきます。

ロッドワークのレスポンスを上げるには必然的に軽量化が望まれますが、テトラや魚まで距離

がある前打ちの場合は、アタリ~取り込みまでの一連の動作においてロッドパワーが必要にな

り、コストを抑えつつブランクの強度を上げるメーカーさんの考えではロッド全体の重量が増えて

しまいます・・・

結局、どのように考えても前打ちロッドに求めるものはコストがかかると云う結論に達し、打開策

は!?と考えてみると一番早い解決法は自身のパワーアップ(筋力UP)にたどり着き

ました。

ちょっとマッチョイズムな考え方ですが、現存するモデルではトーナメント・アスリート・競技・スペ

シャル等々命名され尖がったモデルかと思いきや、見事に調教されておりちょっと期待はずれ

の感があります。

しかし、今年はD社からコスト度外視的な前打ちロッドが登場するみたいで・・・

静かな前打ちブームを感じております。

2010101652